登園時、I君は教室へ1番に入りたがります。1番になれないと送り迎えをしてくれているお母さんに対して「お母さんが遅いせいだ」「お母さんのバカ」と言って叩いたりするのです。1番であるという事にこだわりを持っているI君。1番に対するこだわりがあると生活はしにくくなります。しかし、だからと言って1番になる事を全面否定すればよいというわけでもありません。時には、順番を競う事が意欲につながる事だってありますから。ですので、大切なのは「一番だけじゃなくて、色んな価値観があるんだよ」と伝えてあげる事です。まずは、徐々に、どの順番になっても取り組む事は良いことだという価値観を持てるように、日頃から言葉にして子どもに伝えてあげます。そして、大人が色んな価値観を認めている事を生活の中で見せていきましょう。そしてもう1つ。こだわりの他に、感覚の過敏さが影響している可能性も考えられます。感覚が過敏で子どもが教室に入りたがらないのは、物音に過敏でだれもいない静かなうちに教室に入りたいと思っているからかもしれません。発達障害のある子どもは、不快感を上手く言葉で表現できない事も多いので、他の場面での行動も含めて判断してあげる必要もあるといえますね。